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エンゼルフィッシュ

エンゼルフィッシュは、南アメリカ・アマゾン川水系原産の淡水魚であり、熱帯魚の代名詞の一つともいえるシクリッドである。分類上ではスズキ目・ベラ亜目・シクリッド科・エンゼルフィッシュ属(Pterophyllum属)に分類される4種類の魚を総称して「エンゼルフィッシュ」とよぶ。

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原種

エンゼルフィッシュは、次の4種類が原種とされている。

アルタム・エンゼル

アルタム・エンゼル(学名:Pterophyllum altum) は、エンゼルフィッシュの野生種のひとつ。ネグロ川(アマゾン川の支流のひとつ)、オリノコ川の上流域に分布する。

1903年に、オリノコ水系で発見された個体に基づき記載されたが、その後の捕獲数は少なく、長い間「幻のエンゼル」と呼ばれていた。

上下に長く伸長する背ビレ、尻ビレと、やや赤褐色を帯びる基調色が特徴で、観賞魚として高い人気を得ている。エンゼルフィッシュのイメージを覆すほど大きくなり、ヒレを含んだ体高は30cm近くまで成長する。

デュメリリィ・エンゼル

デュメリリィ・エンゼル(学名:Pterophyllum dumerilii) は、エンゼルフィッシュの野生種のひとつで、アマゾン川を中心に生息する。スカラレ・エンゼルと同種とされることもある。

体長は12cmほど。他の種類に比べ頭頂部がなだらかで、押しつぶされたような姿は好みが分かれるが、成魚になれば原種エンゼルの中で、もっともカラフルな種類といわれている。目の部分にある黒帯の間にやや薄色の暗線がスカラレ・エンゼルやアルタム・エンゼルが1本に対し、2本あることが顕著な差異である。

レオポルディ・エンゼル

レオポルディ・エンゼル(学名:Pterophyllum leopoldi) は、エンゼルフィッシュの野生種のひとつ。ペルー、コロンビアに分布する。

スカラレ・エンゼル

スカラレ・エンゼル(学名Pterophyllum scalare)は、エンゼルフィッシュの一種で、現在流通しているエンゼルフィッシュの改良品種の母体となった野生種である。

1823年にブラジルで発見された標本に基づき記載され、1910年頃にはドイツで趣味としての飼育が始まった。日本へ入ってきたのは1930年頃といわれている。

南米のペルー、コロンビア、ブラジルにまたがるアマゾン川流域に生息する。エンゼルフィッシュ野生種の中では最も多く輸入されていて、単にワイルドエンゼルとして流通することも多い。アマゾン流域に広範囲に棲息しているため、大きさ、体色、体形、スポット模様と多くの変異がある。

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